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(5)門徒の心得




9. お寺と門徒(引っ越し時はお寺にも連絡を)
 私のお寺では、毎月「寺報」を作って郵送しているのですが、時たま、いつもは届くはずの門徒宅が「転居先不明」で帰ってくることがあります。「あぁ、引っ越してしまわれたのか…」「それとも何かあったのかな」とあれこれ考えたり、「どうして連絡してくれなかったのかなぁ」と寂しくなったりします。

 近ごろは一生同じ土地で過ごす人はまれになり、特に都市部では引っ越しがしばしば行われます。

 そんな時、ガスや電気、水道、電話などはきっちり転居届を出されるのですが、お寺への連絡を忘れる(?)人がおられます。

 お寺としては、それはみ教えを伝える上から、また案内や諸連絡を行う上からも非常に困るわけで、必ずお寺に来て、転居後のお寺との関係をはっきりしておいていただきたいのです。

 もし、お寺にお墓があったり、お寺名義の納骨所に先祖の遺骨を納めていたりすると、その管理についても話しておかねばなりませんし、転居先の住所もきちんと知らせておく必要があるのです。

 そうした管理上の問題がなく、お寺から離れるというのであれば、その旨を告げ、ご住職の了解を得て、転居先に近いお寺を紹介してもらって下さい。

 引っ越してきた方で、しばしば「お西さん(浄土真宗本願寺派)のお寺をあちこち探しましたが、なかなか見つからなくて…」という声を耳にします。そういうことにならないためにも、引っ越し前に紹介してもらいましょう(今お寺を探している方は、次項の各教務所にお尋ね下さい)。

 また、中には「お寺はいなかにあるから、別に今住んでいる所でお寺を探さなくてもよい」と思っている方があるかもしれません。お寺を“先祖やお墓を守る所”と考えておられるのでしょう。

 しかし、お寺というのは、本来的に“今生きている人にみ教えを説く所”であり、今の生活を離れてあるのではないのです。その点から、み教えを聞こうとする人には、全国どこのお寺でも門戸は解放されています。“いなかにお寺がある”人も、今住んでいる近くのお寺とご縁を結んで下さい。

  • 住所・電話番号の変更時はお寺にも連絡する。




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