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(4)年忌法要と行事




13. 初参式(子が生まれたらお寺へ参拝)
 赤ちゃんの誕生は、両親や家族にとって何ものにも代えがたい慶びの一つでしょう。人としてこの世に生を受けることは極めて得難いことであり、不思議としか言いようがありません。

 このかけがえのない“いのち”がすくすくと育ってくれるように、また人間に生まれた慶びをかみしめつつ人生を強く歩んでくれるようにと、親なら誰もが願うところです。

 そうした我が子の人生の出発に当たって、けっして崩(くず)れることのない依り所となり、支えとなって下さる如来さまに参拝する式を「初参式(しょさんしき)」と言います。

 初参式は、子にとっての人生の始まりの仏縁ですが、同時に親にとっても、親として生きる出発点であり、子によって与えられた尊い仏縁です。

 世間では、子が生まれて1ヶ月ほど経つと“お宮参り”といって、神社へお参りする人が多いようですが、残念ながらお寺へお参りする人は限られているのが現状です。日ごろ「私は門徒です」と言っている方でも、なかなかお寺に参ってきて下さいません。これはどうしたことでしょうか。「死に関わる悲しみ事がお寺で、お祝い事はお宮さん」という意識が、人びとの心の奥深くまで浸透している現状に改めて驚かされます。結局、ご門徒一人ひとりが聞法に励み、如来さまの深いお慈悲の心に触れることによって自らの人生に目覚めていただく以外にはないのでしょう。

 ともあれ、“死”が大きな仏縁となるのと同様に、“生”もまた尊い大きな仏縁となるのです。どうか初参式を人生にとっての大切な儀式だと心得ていただきますように…。

 なお、初参式は満1歳ぐらいまでの適当な時期にお手次ぎのお寺、あるいは本山、別院にお参りして下さい。その際、あらかじめお参りしようとするお寺に必ず連絡しておきましょう。中には、初参式を行う日取りが決まっているお寺もあります。詳しくはお手次ぎのお寺にお尋ね下さい。

  • 初参式は、人生出発に当たり如来さまにごあいさつする式。
  • 門徒なら“お宮参り”でなく、初参式にお参りを…。
  • 参拝するお寺へ連絡すること。




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