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(4)年忌法要と行事




4. 法事の進行(僧侶に任せていませんか?)
 最近は、法事のお参りに行っても、施主をはじめ家族の方がたは、他の参拝者と一緒にちょこんと座って、式の準備や進行を僧侶まかせにしているケースが増えてきました。

 例えば、僧侶がローソクに火をつけ、線香をくべ、そして「釈○○の△回忌法要を勤めさせていただきます」と、あいさつまで行ったり…。これではあまりにも受け身一方で、主催者たる施主の態度とは申せません。

 法事というのはそもそも、仏法僧の三宝供養の心から行われるものなのです。つまり、如来さま(仏)とその教え(法)、それに教えを伝える僧を心から敬い、如来さまへの報恩感謝の気持ちで営まれるわけです。したがって、親類や縁者を集めた上で僧侶を招き、報謝の心からみ教えを聞き慶んでこそ“施主”であり、当然、法事の準備進行には責任を持ってもらわなければなりません。

 それでは、具体的にどう進めればよいかを少し述べてみましょう。

  1. まず、お招きした僧侶のために、勤行の時にすわるお仏壇前の座のほかに、休んでいただく控えの座を用意します(僧侶が到着したらそこへ座っていただく)。
  2. 次に、時間前になったら、僧侶には衣(ころも)に着替えていただくよう案内し((着替えの部屋を用意するとていねいです)、自らはローソクに火をつけ、線香をくべ、焼香用の香炉に火だねを入れます。もし“回し焼香”するのであれば、火だねを入れた香炉と香盒(こうごう)、それらをのせるお盆を用意しておきます。
  3. これらの準備が整えば、参拝者、続いて僧侶に所定の座(僧侶は控えの座)についてもらい、開式のあいさつをします。そして僧侶にお勤めをお願いするわけです。
  4. 読経中の焼香は僧侶の指示に従い、手際よく行います〈焼香の作法はこの項〉。
  5. 読経がすんでも、続いてご文章の拝読や法話がありますので、気をゆるめず静かに聴聞(ちょうもん)いたしましょう。
  6. 法話がすむと、味わいも含めて僧侶にお礼を述べ、法事は閉式となりますが、お斎(おとき:食事)があれば、その旨を告げ、準備にかかります。お斎はできれば精進料理がよいでしょう。
 なお、法事の時には式章(しきしょう)をかけるのが正式です。
  • 主催者たる施主が進行係。
  • 法事の時は式章をかける。




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