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(4)年忌法要と行事




3. 法事の荘厳(お飾り)
 法事の時のお仏壇のお飾りはどうすればよいかを少し述べてみましょう。

 まず灯(灯明)・香(お香)・華(花)のお供えですが、普段は三具足(みつぐそく:ローソク立て、香炉、花瓶各1具)のところを、できれば五具足(ごぐそく:ローソク立て1対、花瓶1対、香炉1具)にします。この場合、花瓶をいちばん外側に置き、その内側にローソク立て、そして中央に香炉がきます。

 また、香炉には土香炉と金香炉の2種類があるわけですが〈詳細はこの項〉、もし焼香するのであれば金香炉を手前に置き、火だねを入れておきます。焼香しない時は土香炉が手前になり、線香をくべます。


五具足と打敷

 法事でお仏壇の中で焼香することはないと思われます。従って、香炉は土香炉を置くのが一般的でしょう。金香炉は回し焼香をするお盆に、香盒と一緒に入れておきます。ただし、金香炉が小さい場合は、土香炉で代用することもあります。
 打敷は、普段から色物と、葬儀や中陰法要用に白または銀の打敷を用意しておきます。時々、葬儀の時に色打敷を裏返して使っているのを見かけますが、これほど失礼なことはありません。また、色打敷もせめて夏用と冬用の2種類は用意しておきたいものですね。

 ローソクの色は、3回忌までが白色、7回忌以降は朱色のもの(朱色の和ローソクが仏壇店などで販売しています)を用い、お花や供物の色も3回忌まではなるべく朱色を避けてお飾りするようです。

 さらに、花瓶や香炉を置く前卓(まえじょく)には“打敷(うちしき)”という三角形の布を敷きます(上卓があればそこにも敷く)。これは普段は敷かないものですが、およそ3回忌までの法事や悲しみ時の法要には銀もしくは白地のものを敷き、7回忌以降や慶事の法要には金襴などの華麗(かれい)な色彩のものを用いるならわしになっています。

 このほか、お仏飯は言うに及ばず、餅、菓子、果物などをお供えし、大きな供物類はお仏壇の脇などに台を設けて供えるとよいでしょう。

 また、過去帳があれば故人の法名が記されてあるページを開け、お仏壇の下段などに置き、法名軸なら側面に掛けるようにします。

  • 法事の時は五具足(ローソク立てと花瓶が1対、香炉1具)。
  • 前卓と上卓に“打敷”を敷く。
  • お仏飯のほかに供物も供える。




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