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(4)年忌法要と行事




2. 法事の日取り(できれば併修はさける)
 お寺に法事を依頼されるご門徒に、最近、2つの目立った傾向が見られます。1つは、日曜祝日を選んで日取りを指定すること。もう1つは、複数の故人の併修(へいしゅう)が多くなったことです。

 日曜が多いのは、仕事が休みで、家族や案内する縁者の都合がつきやすいからでしょうが、それを“当然のこと”とは考えないでほしいのです。本来は、やはり祥月命日(しょうつきめいにち:亡くなった月日が同じ日)か、その前日の逮夜(たいや)に勤めるところを「自分たちの都合で日を変えさせていただいた」という認識が必要でしょう。仏法というのは“世俗の用事がない時に聞く”のではなく、“世俗の用事をさいてでも聞く”べきものだからです。

 法事を勤める心がまえは、あくまで「亡き人の命日をご縁として、仏法を聴聞させていただく」というのが基本です。

 その上で、やむを得ず日を変えなければならない時は、命日からあまり離れていない日を選んで下さい。その際「命日よりおくれてはいけない」などとこだわらなくてもけっこうです。

 また、法事の日取りを決めるには、あらかじめご住職の都合を聞いておかなければなりません。ご住職と日時の打ち合わせをした後、参拝してもらう方がたに連絡して下さい。

 次に、法事の併修についてですが、これも可能な限り、一人ひとりの法事をしていただきたいものです。

 1周忌、三回忌あたりまではきちんと勤められることが多いのですが、年が経るにつれて併修が増えてくるようです。また、親の年忌に兄弟や子の年忌を併(あわ)せるのがしばしば見受けられます。これらは、何だかついでに勤めるみたいでいただけません。年忌法要である以上、仏法を聞く中で故人の遺徳を偲(しの)ぶわけで、3人も4人もというわけにはいかないでしょう。

 やむを得ず併修する時は、法要の日以外の故人の祥月命日にも、家族でお参りしましょう。

  • 法事はできる限り祥月命日に近い日に。
  • 日取り決定は住職と相談の上。
  • 併修でなく一人ずつの法要を。




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