(3)お墓と納骨     
お寺の本堂を素通り…
前 SubMenu 次 2.法事の日取り

(4)年忌法要と行事




1. 法事の意味(追善供養ではありません)
 法事と言えば1周忌、3回忌とかの年忌法要(年回法要)を思い浮かべる方が多いことでしょう。

年 忌 表
年忌法要死亡からの年数
1回忌1年後
3回忌2年後
7回忌6年後
13回忌12年後
17回忌16年後
25回忌24年後
33回忌32年後
50回忌49年後
※以後、50年ごとに勤める
 年忌法要は、亡くなって1年後に勤めるのが一周忌、2年後が3回忌、6年後が7回忌で、以後13回忌、17回忌、……と次項の年忌表の通り勤められるのが一般的です。ただ25回忌のところは、23回忌と27回忌に勤める場合もあります。法要を勤める年のかぞえ方は、3回忌以降「A回忌は亡くなって(A−1)年後」と覚えておけばよいでしょう。

 ところで、この法事、亡き人を縁に勤められることから“亡き人のため”に勤めるものと思っている人がいます。「故人の霊魂(たましい)を慰めるためにお経を上げる」とか「法事を勤めることによってご先祖を安心させて上げる」といった認識の、いわゆる追善供養の意味合いです。

 しかし、これまでにも触れてきたように、亡き人は如来さまのお救いによって、すでにお浄土に参られているのです。したがって、亡き人のために善をふり向ける(追善)必要もなければ、またそんなことができる“りっぱな”私でもないでしょう。

 法事というのは「仏法の行事」ということで、この仏法は、ほかでもない“私自身のため”のものです。すなわち、法事の場に参集した家族、縁者の一人ひとりが仏法を自分のこととして聞き味わってこそ、意義あるものとなるのです。亡き人を偲(しの)びつつ、この私が仏法を聞く行事−これが仏法です。

 お浄土に生まれ仏となられた故人を偲ぶ時、故人は「いつでもどこでも、どんなことがあっても、けっして裏切られることのない如来さまを信じて、手を合わす人生を送ってくれ。そして私のいるお浄土に生まれてきてくれ」と、そう願われていることでしょう。その願いを聞けば、亡き人が私のために仏縁を結んで下さり、深めさせて下さるのが法事であったと気づかされます。なお、法事は非日常的な行事ですが、これを縁に仏法を日常の中に生かしていくことが大切です。

  • 法事を勤める年は、A回忌であれば(A−1)年後。
  • 法事は、私が仏法を聞く行事。




  • (3)お墓と納骨     
    お寺の本堂を素通り…
    前 SubMenu 次 2.法事の日取り