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(1)お仏壇とお荘厳




5. 仏壇を購入する時の心得(ご本尊は本山で)
 お仏壇を求められる時に、前もってこの項をぜひ読んでいただきたいと思います。

 お仏壇を求める時には、まず「どの部屋のどの場所に置くか」という安置場所〈次項参照〉と、だいたいの予算を頭に入れておく必要がありましょう。

 次に、仏壇店に行くわけですが、その前にお手次ぎのお寺で、お仏壇を購入する際の注意点なり、どの仏壇店に行けばよいかなどを聞かれるとよいでしょう。

 仏壇店では、必ず宗派名(浄土真宗本願寺派または西本願寺)をはっきり告げて下さい。というのも、お仏壇は自らの信奉する宗派のご本尊に入っていただく“家”であるわけですから、お迎えするご本尊にふさわしいお仏壇でなければならないからです。お飾りの仏具等もきちんと定められていますので、宗派名を告げる必要があるわけです。

 お仏壇を選択される場合の目安を少し述べてみましょう。

 お仏壇にはおよそ、次の3種類があります。

  1. 金 仏 壇=木地に漆(うるし)をぬり、さらに金箔を押したもの。
  2. 唐木仏壇=黒檀や紫檀、桜などの木地をそのまま生かしたもの。
  3. 新 仏 壇=プラスチックなどの新素材で造ったもの。

左より金仏壇(本願寺派)・金仏壇(大谷派)・唐木仏壇・新仏壇

 宗派によって構造が大きく異なるのは金仏壇の場合で、同じ浄土真宗でも本願寺派(本派・西本願寺)と大谷派(大派・東本願寺)とは、宮殿(くうでん)の屋根(本派は単層、大派は重層)や柱(本派は金箔、大派は漆のまま)などの違いが数多くあります。

 なお、お浄土を表現するところから、浄土真宗では金仏壇が伝統的に用いられてきました。予算が合えば金仏壇をおすすめします。

 唐木仏壇や新仏壇の場合は各宗派共通のものが多いのですが、それでも浄土真宗のご本尊は縦長ですので、ご安置するスペースもそれに合った縦長のものを選ばなければなりません。

 また三具足(みつぐそく:ローソク立て、香炉、花瓶)などの仏具も本派のものを使い、必要のない茶湯器や位牌(いはい)は購入しないようにします。

 こうしてお仏壇が決まれば、いよいよご本尊をお迎えします。

本尊・脇掛の大きさ
種 別たてよこ
20代19.7 cm9.1 cm
20代特小桐17.0 cm8.5 cm
30代27.3 cm9.1 cm
50代34.8 cm12.1 cm
70代42.4 cm15.2 cm
100代51.5 cm18.2 cm
150代66.7 cm24.2 cm
200代79.0 cm29.4 cm
300代100.0 cm36.4 cm

 ご本尊は仏壇店で求めるのではなく、本山からお受けします。その旨を仏壇店に告げ、同時に購入したお仏壇に合うご本尊の大きさを尋ねます。ご本尊の大きさは「三十代」とか「五十代」というように代(だい)で表します。実は、お仏壇は元来、ご本尊のこうした大きさに合わせて造られてあるもので「三十代のお仏壇」というように言い、これは「三十代のご本尊」用のお仏壇だということです。

 なお、木仏のご本尊の場合は「木仏点検」があり、市販のものではほとんど合格しません。本山で仏師を紹介してもらいましょう。

 ご本尊の大きさがわかれば、お手次ぎのお寺を通して、本山・式務参拝局の法物係に冥加金(みょうがきん)をそえて申し出るとご本尊が交付されます。冥加金など詳しいことはご住職にお尋ね下さい。

  • お仏壇を求める時は宗派名(浄土真宗本願寺派)をはっきり。
  • ご本尊はお手次ぎのお寺を通して本山から受ける。




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